ブラックだと大手消費者金融は難しい
過去に返済で遅延があるなどのブラックっぽい人は、テレビCMが流れているような大手消費者金融からお金を借りるのはほぼ不可能です。
プロミス、アコム、レイク、アイフル、SMBCモビットなどの知名度が高い消費者金融は、審査基準が銀行カードローン並に厳しいです。
信用情報機関の履歴に少しでも傷があるとシステムの自動審査で落ちてしまいます。
申込だけ時間の無駄と言えるでしょう。
では、どこからならお金を借りることができるのでしょうか？
ブラックに心当たりがある際は、大手ではなく中小消費者金融をターゲットにしましょう。
何故なら大手に比べると中小消費者金融は審査基準が比較的甘いので、多少ブラックでも融資してくれるところが存在するからです。
今回はブラック度合いによって、どの事業者からなら融資が受けられるのかを調査してみました。
消費者金融の返済を遅延しそうな時の対処法
借金の返済を遅延してしまうと、場合によっては事故情報（俗にいうブラックリスト）として登録されてしまいブラックとなるので注意が必要です。
事故情報は業界で共有されており、消費者金融はその情報を審査基準として融資の判断材料としています。
そのため、審査の厳しい大手消費者金融からはブラックリストに載ってしまうと、借りられなくなるのです。
それを防ぐためには、遅延しそうな時になるべく早く適切な対処をするのがポイントです。
まず、消費者金融から借りている場合、事故情報としてブラックリストに載るのは返済が1週間以上遅れた場合が多いと考えられます。
つまり1日遅れたとしても、即日ブラックリストに載るわけではないのです。
ただこれは金融機関によって異なるので、1週間というのはあくまでも目安に過ぎないことを理解しましょう。
大事なのは「延滞しそう、延滞するかも、延滞した」という状態になったときに、出来るだけ早く連絡を入れることです。
事前に連絡すればコールセンターやインターネットから支払日の変更ができます。
ただ大幅な支払日の変更は難しく「20日の支払日を25日または30日にする」ぐらいが、限度だと思ってください。
支払日を変更することで、遅延を回避できるだけでなく遅延損害金の発生も食い止めることができます。
遅延損害金は借入額に関係なく遅れた日数分だけ決まった利率で計算され、請求されてしまいます。
ただし、支払日を変更しても振込できるあてがない場合は、確実に返済できる日を消費者金融に伝えましょう。
その上でどうすればいいのかを相談することで、ブラックリストに載ることを回避できる可能性がありますが、相手側と折り合いがつかない場合はブラックリストを回避するのは難しくなるでしょう。
一番やってはいけないのは「何も行動しない」ことです。
「支払日を忘れていて返済が遅れてしまったけど、別にいいか」という考え方は止めてください。
生活費が足りなくなってしまったなど、支払いが遅れてしまうには様々な事情があると思いますが、まずはそれを相手に説明することが重要です。
期日通りに返済するのが誠意であることは言うまでもありませんが、それが難しいとなった場合に試されるのが「あなたの人間性」なのです。
消費者金融から連絡が来てから行動するのでは遅すぎます、連絡が来る前に自分から出来るだけ早く行動しましょう。
ブラックリストに事故情報が登録されて、借入先が少なくなるなどの不利益を被るのはあなた自身だからです。
連絡はスマホからでも簡単に行えますから、うっかり連絡が遅れたは通用しません。
ブラック初心者なら中小消費者金融から借りられる
ブラックと言っても、程度の軽い初心者であれば中小消費者金融から借りられる可能性があります。
ブラック初心者とは、以下の条件のいずれかに該当する人のことです。
１．借り入れ件数が1～2件で借入金額が少ない
２．年収が少ない
３．勤務期間が短い
これらに該当する人は軽微なブラックなので、無利息キャンペーンを行っているか、セブン銀行ATMを活用できる中小消費者金融がねらい目です。
これらの中小金融はスピード審査や即日融資。Web完結に対応しているところも多く、使い勝手は大手消費者金融と大きな違いはありません。
セントラル
セントラルは愛媛県松山市に本社がある消費者金融で、審査基準が緩いためブラック初心者にはオススメです。
初めての利用であれば、30日間は金利ゼロ円で借入できます。
また審査から借入までが短く、インターネットで平日14時までの申し込みであれば即日融資が高くなります。
さらに返済窓口としてセブン銀行ATMが利用できるなどのメリットもあります。
最短でその日に希望額が振り込まれるだけでなく、少額融資にも対応しており、1万円から1000円単位での融資を行っており冠婚葬祭などでの急な出費にも利用できます。
ライフティ
ライフティは24時間365日、日本全国からインターネットからの申し込みが可能です。
初めての利用であれば35日間は金利0円で借入でき、返済はセブン銀行ATMを利用できますしインターネットを使えばいつでも返済可能です。
さらに、融資額は1000円からの少額に対応しているので、無理なく借り入れすることができるでしょう。
フクホー
フクホーは中小消費者金融の中でも老舗で、様々なサービスを展開しています。
申し込みは電話でもネットでも24時間受付可能で、来店せずに即日融資を可能としています。
また働く女性をサポートするため、レディースキャッシングサービスがあり女性でも安心して借り入れの相談ができます。
パートやアルバイトでも一定の収入があれば、利用することができます。
ブラック中級者は選べる中小消費者金融が少なくなる
ブラック中級者になると融資可能な中小消費者金融が少なくなってしまいます。
ブラック中級者とは、以下の条件のいずれかに該当する人のことです。
１．借り入れ件数が３件以上で、総量規制までに多少の余裕がある
２．現在１か月程度の返済遅延がある
上記のいずれかに該当する人はブラック要素が強めなので、無利息キャンペーンを行っているような人気ところの審査に通るのは難しいです。
そのような場合は、エイワなどの人柄重視で融資してくれる消費者金融を選ぶことになりますが、100%借りられる保証はありません。
エイワ
エイワは他社で融資を断られた人でも、独自の診断基準によって融資を受けられる可能性があります。
ただし借入件数が多い、または現在進行形で返済遅延があるような場合は、小口融資に限られると考えたほうがいいでしょう。
小口とは1万円～50万円の幅での融資ですが、ブラック中級者は10万円を超えるような融資は厳しいかもしれません。
またエイワでの借入には対面での融資が必須となり、誰にも会わずにお金を借りることはできません。
書類上の条件だけではなく本人の人柄なども融資の判断材料とするという話もあります。
単純にブラックだから融資できないという判断は行わないと言えるでしょう。
そのため他社から借入ができなかった人でも、エイワであれば融資の可能性があるのです。
ブラック上級者はおまとめローンなら可能性あり
ブラック上級者、いわゆる多重債務者は一般的に新たな借入れは難しいと考えてください。
というのも借入が複数あって多重債務状態になっている人は、総量規制の上限に引っかかっている可能性が高いため、そのままでは法律上の問題から融資受けられない仕組みです。
とは言っても可能性はゼロではなく、多重債務を１つにまとめるおまとめローンを活用すれば、特例で総量規制に該当しないケースがあります。
おまとめローンは複数社の債務を１つにまとめるので返済がスマートになり、債務全体の状況把握が可能になるメリットがあります。
また、ばらばらの金利が１つにまとまりますので、支払総額の圧縮につながる可能性もあります。
もしブラックでどこからも借入ができない場合は、おまとめローンを扱っている消費者金融を選んでみるのも１つの方法です。
おまとめローンは以下のようなメリットがあります。
・毎月の返済額を軽減
・総支払額を減少させる
・月々の返済額が一定になるので、計画的な返済が可能
・返済窓口を１本化する
ダイレクトワン
ダイレクトワンはスルガ銀行系のグループなので安心して利用することができます。
そしておまとめローンを扱っているので、多重債務者は複数の借金を１本化して総返済額を減らすことができます。
返済期間なども状況に応じて決めることになりますので、返済能力に応じた提案を受けることができるでしょう。
何より銀行系であることは大きな強みであることは言うまでもありません。
アロー
アローは借換えを専門に扱う金融機関で使途自由なフリープランで200万円までの借入ができます。
おまとめローンになりますので、毎月の返済額や利息、総支払額の削減を目指すことができるでしょう。
また、担保や保証人を必要としないのも大きなメリットと言えます。
多重債務での借入総額が200万円以下の場合に選択肢となるでしょう。
中央リテール
中央リテールは無担保でのおまとめローンが上限500万円、不動産担保であれば上限3000万円と限度額が高いという特徴があります。
また金額が大きくなるので、返済期間も最長10年という長期借入となり毎月計画的な返済が可能になります。
サイト上から返済シミュレーションや審査のクイック診断ができますので、自分の借金がどのような状況にあるのかを確認できます。
エニー
エニーは短期貸付だけでなく、複数借入のおまとめローンも扱っています。
融資額は50万～500万円となっており、総量規制に該当する年収の3分の1以上でも申し込みＯＫとなっています。
また返済期間は最長10年、担保や保証人は不要なので返済に苦しんでいる人は、検討してみるべき借入先と言えます。
超絶ブラックが借りられる場所はない
多重債務で長期に渡って返済が滞っておりどこからも拒否されるような、超絶ブラックな人が借りられる場所はありません。
自己破産や個人再生など債務整理直後の人も超絶ブラックとして扱われますので、借金がないからと言って安心してはいけません。
そういった人は借入できないので、それ以外の方法での工面を考えなければなりません。
できればお金を借りるのではなく、収入という形でお金を手にして借金を返済する方法を模索してください。
とは言え、それができない人も多くいるのが現実ですから、そういう場合にどうすべきか見てみましょう。
家族や友人に相談
多重債務者が頼れるのは家族や友人などの人間関係しかありません。
中でも家族は貴方にとって力強い味方となってくれるでしょう。
長期に渡って連絡を取っていなかったとしても、身内は身内です。
正直に話をすれば突き放すようなことはしないでしょう、むしろ家族なのですから助けてあげようという感情が芽生えてもおかしくはありません。
また信頼できる友人に相談してみるのもいいでしょう。
お金を貸してほしいと言っても貸してくれる人は少ないと思いますが、相談に乗ってはくれるでしょう。
場合によっては弁護士などを一緒になって探してくれる心優しい人もいるかもしれませんし、知り合いに弁護士がいるよという人もゼロとは限りません。
誰かに話をすることでストレスが軽減することもありますので、思い切って打ち明けてみるのも方法の１つです。
質屋なら債務整理後でも借りられる
自己破産など債務整理した人でも質屋であれば現物と引き換えにお金を借りる事は出来ます。
ただし現物との引き換えになりますので、お金に換えることのできるモノが必要になります。
質屋からの借入は期限までに返済できないと、質流れとなりますが借金は消滅しますので、借金が膨らんでいくというスパイラルは避けることができます。
何かお金にできるスキルがないか考える
貴方自身に何かお金に換えられるようなスキルがないか考えてみましょう。
世の中にはこんなことでお金がもらえるのか！？と信じられないようなスキルが埋もれていることがあります。
自覚していないような才能が貴方にあれば、それをお金にすることができます。
ココナラなどスキルを売ってお金にできるサイトもあるので、そういったところで新しい自分を見つめなおしてみるのもいいかもしれません。
即金というわけにはいきませんが、何か自分を変えるきっかけになることは間違いないでしょう。
ブラックでも手を出してはいけないもの
超絶ブラックでお金を工面する方法がないからと言っても、絶対に手を出してはいけない方法があります。
手を出してしまうと、泥沼にハマったりトラブルに巻き込まれるなど、お金を借りるメリット以上にデメリットの方が大きいからです。
手を出してはいけないものを紹介しますので、誘惑に負けないようにしましょう。
クレジットカードの現金化
クレジットカードのショッピング枠を使って商品を購入し、それを現金化する方法です。
現金化を専門に扱う業者が多数ありますし、キャッシングではないので敷居が低いことが特徴ですが、絶対に手を出してはいけません。
何故なら現金化で得られるお金は優良と言われる業者でも、貴方がクレジットカードで購入した商品の９掛けほどです。
１０万円であれば９万円ほどしか手元には残りませんが、請求は１０万円が来ます。
現金化は融資ではないので、即お金を手にすることができるというメリットを業者はうたっていますが、騙されてはいけません。
業者は濡れ手に粟で利ザヤを手にしているのです、しかも購入した商品は貴方の手元にのこらず借金だけが残るのです。
苦し紛れに現金化に手を出す人がいますが、何の解決にもならないどころか貴方の首を余計に絞めていることになりますから、絶対に手を出さないようにしましょう。
個人間融資でお金を借りる
最近SNSなどで見かけるようになった個人間でお金を借りる方法がありますが、金利や返済方法などでのトラブルが多発しており手を出すべきではありません。
貸金法などに抵触している可能性も高く、知らない間に犯罪に加担しているリスクもあります。
そうなると自分ではお金を借りているだけなのに、警察に逮捕されてしまうケースもあるのです。
簡単にお金を工面できると思って気軽に手を出してしまい、取り返しのつかない事態へと発展してしまうので絶対にやめましょう。
また借りる際に提出した運転免許証などの個人情報が悪用されるおそれもあります。
闇金でお金を借りる
どこからもお金を借りられないからと言って、苦し紛れに闇金に手を出す人がいますが絶対にやってはいけません。
最近はソフト闇金という名前で融資を行っている貸金業がいますが、ソフトと言っても闇金に変わりはなく金利は法定金利を大きく上回るもので違法です。
ソフト闇金の多くは「安心」「安全」「優良」など利用者の警戒心を解くような言葉を使っており、Webサイトを見ると正規の消費者金融も顔負けの作りになっているケースが多いのです。
「嫌がらせ無し」などをあえてサイトに記載しているソフト闇金もありますが、大丈夫なわけがありません。
本当に問題のない金融機関であれば「嫌がらせ無し」などと言う必要がありませんし、まして自分たちのことを「ソフト闇金」と名乗っていることからも信用に値しないことは明白です。
ソフト闇金から借りて返済が遅れてしまうと、携帯や自宅だけでなく会社まで電話が掛かってくることになります。
オンラインカジノなどギャンブル
オンラインカジノなどのギャンブルでお金を増やせばいいのでは？と考える人もいるかもしれません。
確かにオンラインカジノはその種類によって攻略法などがインターネット上で考察されていますので、勝ちやすいという人もいます。
それでも100％勝てるとは限りませんし、大負けする可能性も十分にあるのでオススメできません。
借金を返済するのに虎の子の手持ち資金をゼロにしてしまっては話にならないからです。
そもそも借金の原因がギャンブルという人も多くいますので、絶対に選択肢として考えるべきではありません。
